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苦節２年！ICE待望のソロＣＤ発売！
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 タイ版スター誕生テレビ番組「First Stage Project」の第一期生ＩＣＥがデビュー２年にして待望のソロアルバムを発売した。アルバムタイトルの「ＩＣＥ」は自分の名前から付けたもの。本当は「ＩＮＳＰＩＲＥ ＢＹ ＩＣＥ」というタイトルにしたかったと語るＩＣＥ。その理由は、このアルバムはプロデューサーに自分の人生経験を話し、それを元に曲作りを始めてもらった、つまり、自分の人生からインスパイアー（喚起）されて出来上がったものだからだという。自分が歌いたいと思った曲（主に海外のアーティストの曲）をプロデューサーに伝えてイメージを膨らませることで数々の曲が生まれたという。自分の恋愛経験を元にして作った歌が多く収録されており、彼の恋愛経験は豊富とは言えないけれど、ひとつひとつの恋をじっくり育てるタイプなので、少ない経験からでも１０００曲以上の歌が作れるくらいエピソードがあるとか。結局は、これらの恋が自分を幸せにはしてくれなかったから、恋人とは別れてしまったそうで、今は一人ぼっちで恋人募集中。
First Stage Projectの同期生が１曲づつ収録したオムニバスアルバム「First Stage Project」で2004年にデビューしたＩＣＥ。デビュー曲「Kｈｏｎ Mａｎ Rｕｋ」はこのアルバムの中から唯一のビッグヒットとなり、一躍スターの仲間入りをした彼だけに、この頃からソロアルバムの話が持ち上がり制作に取り掛かっていた。しかし、なんやかんやで完成までに２年以上かかってしまった。この間に特別プロジェクト「Sleepless Society」に参加し収録曲「Morn Sornbai Kab Jai Ngao Ngao」がこれまたヒット。甘いマスクと歌声で人気を不動のものとした彼だけにもっと早くソロアルバムが出てもよさそうなものだった。
しかし、他の同期生達の人気はいまいちで、その後の番組で誕生した第二期生も、一番期待されていたメンバーがファンイベントで不慮の事故で亡くなり、他のメンバーも日の目を見ることはなかった。それだけに、ＩＣＥには「First Stage Project」を一人で支えていかなければならないという重荷がのしかかっていた。全国のキャンパスツアーやイベントに連日引っ張りだこで大忙し。じっくり腰を据えてレコーディングに取り組む時間があまりなかったのだ。オムニバスアルバムならば１曲ヒットしそうな曲を選んで、その曲に集中すればよかったのだが、ソロアルバムとなると収録曲１０曲全てを良いものに仕上げなくてはならない。そのため完成までに２年以上の年月を必要としたという。その甲斐あって、新曲「Khon Jai Ngaai」はキャッチーなサビとＧｏｌｆ−Ｍｉｋｅの振り付け師が担当した振り付けがウケて、現在ヒットまっしぐら。
さらに、最近までテレビ放映されていたＭＯＳ主演のドラマに出たことで、ファン層が年配の女性にまで広がったという。どんなところがおばさまにウケているのかと分析してみると、ＩＣＥは以外と庶民的で家族思いのしっかりものだということが伺える。最近やっと車を購入した彼だがその理由は「ほんとは仕事場まで通勤船で通いたいんだけど、”なぜスターが、こんな船に乗っているんだ？”とよく言われるから」だという倹約ぶり。また、両親のために小さい頃から憧れだった一軒家を買ったという親孝行も。そして、旅行が好きな彼だが芸能界に入って一番よかったことは「ラジオの仕事でいろいろなところにタダで行けること」と語るしっかりものの一面。こんなＩＣＥだけに、おばさまが”ＩＣＥ様！”ってなっちゃうんだろうなあ。
＜新譜記者会見の模様＞
[ Photo and report by Mizu ] |
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