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DOMEグラミー移籍第一弾More Musicより新譜発売
[ 2005/05/12 ]
RSからグラミーのMore Musicへ移籍したDOMEが移籍第一弾となる新譜「How To BE A Rockstar」を5月10日発売し、同日グラミー本社にて新譜発表会が開催された。今回ドームはソロではなく「NOLOGO」というバンドを結成して再出発する。NOLOGOはDOMEと2人の女性(Ying - Jitaranan Pongpilla /ギター、Chompoo - Sopawarn Paleepotee /キーボード)で構成される3人組ユニット(といっても女性2人はライブで映えるという理由で入れた、いわばお飾り的存在)。DOMEにとっては4年ぶりの作品となる新譜は企画、制作、プロデュースとも全て自分自身で手がけた自信作。10ヶ月かけて自宅のスタジオで念入りにサウンドを仕上げていったもので、彼が米国留学でサウンド・エンジニアリングを学んだ経験が凝縮されている。既にMVが公開されているシングル第一弾「Paranoid」を聞いてもらえばわかるとおり、サウンドは硬派で前衛的に仕上がっており、「誰が歌っているのかわからん」とか「カラオケで歌えない曲だ」というような批判が出ていることは本人は百も承知。サウンドのスタイルはいわゆる「Electro Clash」でPost Punk的なものPop Rockも取り入れており一般ウケする音ではない。曲のテーマも、微妙な感情や社会現象を扱っており、ラブソングや失恋ソングなど単純明快な歌は一つも無いため、聞く人によっては難解なアルバムと感じるだろう。

しかし、DOMEが今やりたい音楽はこれなのだ。以前からDOMEはグラミーへ移籍するという噂があったが、グラミーの中でもMore Musicと契約することになった理由もここにある。彼に注目していたMore Musicのスタッフに誘われたことがきっかけとなったが、決定打はアサニー社長(フォークデュオ、アサニー・ワッサンの兄の方)との面談だった。もともとDOMEにとってヒーロー的存在であったアサニー社長に、今やりたい音楽を説明したところ、「そのコンセプトは非常に難しいがやってみろ」とチャレンジ精神旺盛なDOMEを高く評価してくれたという。グラミー内でも独立経営を任されているMore Musicだからできたアルバムとも言える。

「RS時代からのファンは、DOMEは変わってしまったと嘆くかもしれない。かつての自分は外見だけで売っていたが、今は音楽性で勝負したい。成長したDOMEを見て欲しい。」と語るDOME。かつて、DOMEと同様に常に斬新なサウンドを追い求め業界からの評価も高いJoni Anwerがグラミーへ移籍するのではと噂されていた時期に、「RSの中で一番新しい音にチャレンジしているのはDOMEだ。だが、RSの中では、それを実現することは難しい。」と語ってくれた。今回の移籍で、はじめて自分のやりたい音を自らの手で作り上げることができ、一方、私生活で女優PLOYとの恋も絶好調と、公私ともに充実しているDOME。さて、今回の作品が吉と出るか凶と出るか、これからの動向に注目したい。

なお、5月17日に発売されるカラオケVCDには、3月下旬に一週間に渡って東京に滞在し撮影されたMVが収録されているので要チェック。早朝、渋谷駅前交差点でゲリラ撮影した映像など、貴重な映像がたくさん詰まってます。
[取材+写真 by mizu]

新譜発表会の模様

















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